投稿日: Apr 16, 2013 12:29:43 PM
教科書に載ってる2力のつり合いの実験である。
私自身あまり面白みがない実験のように感じていたので,今回は次のような流れで授業を進めてみた。
自宅で教科書を読んでくる予習をさせる。
教科書の要点を問いかけ,まとめる。
いくつかの例を作図しながら,物体にはたらく2力はつり合うか問いかけ理解を助ける。
長方形の厚紙にはたらく2力のつり合う様子を確認させる実験を行わせ,台形の厚紙にはたらく2力はつり合うか問いかけ,実験させる。
最後に,硬貨を2本の鉛筆で持ち上げる活動に取り組ませ,持ち上げる方法を自分の言葉でまとめさせた。
確認実験を長方形でさせたあと,台形でもつり合うかと問いかけたら,つり合わないと答えた生徒が数名いた。ちょっとした違いで,このような回答をする生徒がいることにオドロキ。
硬貨を持ち上げる実験は楽しめていたようだ。
予習の習慣がなく,説明活動をあまりしてなさそうだったのでこういう流れでやってみた。教えて考えさせる授業も意識して。
また,次時に身の回りに見られる「つり合い」について考えさせると,改めて理科の学習と生活のつながりに気づいたようだ。
理科の学習内容と生活や社会とのかかわりについて考える活動をあまりしていないようなので,こちらも意識的に取り組んで行こうと考えている。